[一部手直しして再掲載しました]

水仁線タイトルバナー韓国の軽便鉄道
  水仁線(수인선)に乗る



お知らせ: 2015.5.16 水仁線画像少しだけ追加しました
我が国にはもう「軽便らしい軽便」がなくなってしまった。聞くところによるとお隣の国韓国にまだ一か所だけ水仁線という軽便路線が存在しているとの話を知りさっそく訪れてみることにした。1994年8月29日のことである。


水仁線時刻表

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朝、ソウルからタクシーをチャーターして出発。仁川を経由して松島へ向かった。松島到着.....。一気に駅の階段をかけ上がると何とそこには列車は走っている気配はなく待合室にはちいさなトラクターや農機具があり物置と化しており線路には雑草が.........。

仕方なく道路をはさんだ市場らしき所で尋ねてみるとバスに転換されたという。蘇莱(Sorae)に行けば列車に乗ることができるとのこと。田んぼのなかタクシーを飛ばす。途中たびたび道に迷いやっと蘇莱に着く。
いたっ! 小さな気動車が止まっている。だがそれは本で見たブルーとクリームの色ではない。とりあえず近くにいたおばさんから発車時刻を確認することができた。 まだだいぶ時間がある。

この国でもおなじように軽便はやわらかくのどかな時のなかにひっそりとあった......。

水仁線路線図

このお店で発車まで休憩だ!とりあえず清涼飲料を買う。近くの路上では唐辛子がたくさん並べられて売られていた 蘇莱駅は比較的あたらしい建物である おばさんに次の列車時間を確認。つい「ありがとう」と言ったら「アリガトウナントカカントカ」と笑われてしまった 水原行きの切符を買う
蘇莱駅前雑貨屋 蘇莱駅 蘇莱駅待合 水原行き切符
のどかなホームに水原行きの気動車がいる 762mmだ! 通票授与器らしい白い棒が立っている 軽便にしてはかなり立派すぎる車体だ
水仁線気動車 水仁線気動車 水仁線気動車 水仁線気動車
サボ右側に可愛らしいイラストが入っている。松島-蘇莱の表示のままである 韓国ローカル線ファンK氏と知り合う 連結部はホロがないので怖い。走り出すと結構スピードが出るのであった これは車側表示灯?
サボ 水仁線気動車 連結部 車側表示灯
右運転台 これは手動ブレーキ? 進行方向反対側、この先、松島まで繋がっていたのか..... 時間待ちしているとモーターカーがやってきた!前方に小さく腕木式信号機が見える
右運転台 手動ブレーキ 車内から松島方面 モーターカー
模型化しても面白そうである これからなにがはじまるのだろう? 座席は乗客でほぼいっぱいになった。前面ドアにタブレットが掛かっているのが見える 蘇莱を出て海に近い風景の中を走る
モーターカー モーターカー 水仁線気動車車内 水仁線気動車車窓
間もなく長い鉄橋にさしかかる。当時はまったく田舎の漁村なのかと思っていたが調べてみると近くには超高層の建物が林立する場所になっているようだ ドアは開けっぱなしで走る。猛烈に揺れる中車掌が検札に来る 田んぼの中の駅に停車。荷物の受け渡しに賑やかである 一路列車は水原に向け走る
水仁線気動車鉄橋 水仁線気動車車内 停留所 水仁線気動車車窓
列車は水原駅のはずれにある寂しいホームに着いた。無蓋車が止まっている。いったいどこから外に出たらよいのかわからない..... 本線のレール幅がとても広く感じる。そして車両も大きい。向こうからDL牽引の列車が入ってきた ここからは急行「ムグンファ」でソウルに引き返す。だいぶ到着時間が遅れている ソウル駅前。現在は新しい駅に変わっているようだ。
水原駅の軽便無蓋車 水原駅ホーム ソウル駅ホーム 旧ソウル駅前
※残念ながらこの水仁線も翌1995年末をもって廃止されてしまったとのことである。
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